歌謡コーラス 20周年記念チャリティーコンサート
2019年7月13日 Bangkok Art and Culture Centerにて たくさんの皆様のご協力により無事コンサートを開催することができました。
~初めてのコンサートを終えて~
テノール担当:小林 弘明
まず初めに、今回20周年という記念すべき年に参加できたこと、コーラス素人の私を発表できるまでに指導して頂いた永井先生、コーラスを引き立たせる伴奏を弾いて頂いた西川先生、聴く方だけでなく、歌う我々も楽しめる楽曲を用意頂いた坂口先生、日本から駆けつけてくれた日本メンバー、東京コーラスの皆様、また5月以降一緒に練習し、多大なるサポートを頂いたバンコク歌謡コーラスメンバーの皆様に感謝申し上げます。
2019年4月中旬にバンコクに赴任となり、初めて参加したバンコクでの活動が「歌謡コーラス」の体験練習でした。その日に発表曲の楽譜をもらいましたが、楽曲名を見て正直私の世代でもちょっと古い曲目だな、というのが第一印象でした。しかし、ピアノ伴奏が始まると第一印象とは全く違った感覚を覚えたのが忘れられません。一言で言うとカッコいい。曲目は決して新しくないですが、音楽に古さを感じさせないアレンジで、個人的にはセンセーショナルな楽曲でした。その日以降頭から発表曲が離れなくなり、発表会が終わった今もずっと頭の中で流れ、ついつい口ずさんでしまいます。
元々、歌うことは好きだったので歌謡コーラスへ入会することには全く抵抗はなかったのですが、入会して早速「楽譜」という壁にぶつかりました。楽譜が全く読めないのです。今だから言えますが、体験練習の日も音楽専門用語での指示はほぼ分からずという状況でした。また、楽譜も前へ後ろへ飛び、次はどこを見れば良いのか苦労したのを覚えています。中学時代の音楽授業以来の楽譜とのにらめっこがその日より始まりました。それからは往復の通勤時間を活用して、音源と楽譜で楽曲を覚える毎日でした。しかし、必死に覚えて自信を持って練習に臨んでも、なかなか思い通りに歌えない、他のパートにつられる、そもそも覚えた音がずれていた(耳で聞いた音で覚えているので)など、苦戦の毎日でした。ただ、次第に自分自身がみんなと合わせ自信をもって歌える部分が増え、また全体としてのハーモニーも良くなってくる中で、歌謡コーラスメンバーの一員となった実感を得た気がします。
今回は歌謡コーラスとしての20回目の記念発表会という事もあり、日本メンバーのみならず、東京歌謡コーラスからも参加頂き総勢42名という大所帯となりました。日本メンバー、東京コーラスの皆様が合流された本番前の数回の練習で、もっと頑張らなくては、とプレッシャーを感じた一方で、この頃にはハーモニーが上手くいったときの爽快感も感じるようになっていたので、プレッシャーを楽しむ一面もあったのかと今は思います。とは言え、余裕はありませんでしたが(笑)
本番が始まると程良い緊張感と、練習を共にしたメンバーとの一体感を感じながら、多くの来場者と永井先生のいつも通りの笑顔での指揮を前にあっという間に、一部、二部、三部と時間が過ぎて行きました。MY WAYを歌い終え、一礼をした瞬間の達成感は格別でした。社会人になるとみんなで何か一つのものを作り上げる機会が少なく、この年になってこの経験ができたことは非常に良い機会だった思います。
この「歌う楽しさ」「ハーモニーの爽快感」「ものを作り上げる達成感」を是非多くの方に体験してもらいたいと思います。歌が好きな方はもちろん、ものを作り上げることが好きな方も是非「歌謡コーラス」のドアを気軽にノックして下さい。永井先生をはじめ、メンバー一同笑顔でお待ちしています。
【文化部 歌謡コーラス】
毎週 土曜日 15:00〜17:00
日本人会別館にて活動中
お問い合わせ
Kayou.bkk@gmail.com
081-430-8847(青木)
ご報告・御礼
今回のコンサートには島田会長をはじめ約150名ものお客様にご来場いただきました。ありがとうございました。募金額23000バーツは(財)アジア車いす交流センタータイランド(WAFCAT)を通じタイの障がい者自立支援活動に役立てられます。