2020年2月7日（金）から9日（日）までの三日間、サミティベート病院スクンビットにてバンコク歯科・小児科相談会が開催されました。初日の7日には榊原 洋一先生（医学博士・ＣＲＮ所長・お茶の水女子大学名誉教授）による子育て講演会 「子供の生育環境とその発達への影響」～海外で暮らすご家族へのメッセージ～ を同時開催し、どちらも盛況のイベントとなりました。

こちらイベントでは日本人会主催、JOMF(海外邦人医療基金）とサミティベート病院の協力により、日本人医師4名を招き、予約制の個別相談会と講演会を開催しており、今年で18回目となりました。

講演会には61名、相談会は小児科：54名、歯科：125名、合計240名とコロナウィルスによるキャンセルも懸念されておりましたが、例年通り大変多くの方にご利用いただきました。

タイではなかなか病気ではない状態で専門医師に個別で話を聞ける機会は少なく、相談会に参加された方々は日頃気になるお口の悩みや、お子様の健康・発達についてなど医師に直接活発にご相談されていたようです。また、講演会の講師である榊原 洋一先生は発達障害の臨床研究を通じて発達障害の子どもたちの支援を続けている小児科医でもあり、こちらの講演会も子どもの成育環境や言語への影響、子どもを褒める際のポイントなど有意義で専門的なお話しをバンコクで聴くことができる貴重な機会となりました。

毎年大変ご好評をいただいているこちらのイベントですが、ご協力いただいていた海外法人医療基金JOMFの解散に伴い、残念ながら本年度が最後の開催となりました。

ご参加いただいた皆様、またJOMFの皆様、サミティベート病院様、ボランティアの皆様、ご協力ありがとうございました。