この象は、「タイ・チェンラーイ・エレファント・プロジェクト(略称:TCEP)」を通じ、タイ最北端チェンラーイ県の芸術家が色付けしたものです。
チェンラーイの実業家コプチャイ・ジッサクラ氏は、同地を代表する知識人・文化人のお一人として、ランナー・タイ地域の芸術振興を多方面に支援しておられます。
このプロジェクトでは、コプチャイ氏を中心とするグループが「子ゾウを形どった無地の塑像90体」を用意し、それらの一体一体に、ランナー・タイ地域在住の芸術家(画家、陶芸家、建築家等)の中から招聘された90人が独自のアートを表現した作品となっております。
そのうち、日タイ友好の象は合計8体あり、日本に3体、タイにはタイ国日本人会、泰日協会学校、泰日工業大学など5体、寄贈されました。
コプチャイ氏は、「タイを象徴する動物であるこの象が、チェンラーイの芸術文化を世界に発信するとともに、『タイと日本の友好の懸け橋』になることを願っています。」と語られました。
日本人会寄贈のピンクの雄象の作者は、ポンパーン・チュアムアンパーン氏で、“文化と美しい自然に溢れ、訪れる人を惹きつけてやまないチェンラーイ”、この象はそれを表現しているそうです。
贈呈式には、コプチャイ氏ご夫妻の他、プロジェクトを支援するアユタヤ銀行の中田EVP、郵船ロジスティックスの徳平VP、タイ国日本人会会長の島田、事務局長の熊本が立ち会いました。
贈呈式の後、日本人会同好会の「タイを知る会」のメンバーに、コプチャイ氏より当プロジェクトの意図や象に込められた日タイ友好の民間交流の大切さについて熱い思いを語られました。
是非、日タイ友好のピンクの象を見に、日本人会本館に足をお運びください!
(写真撮影協力:瀬戸正夫氏)