【日本人会イベント】　９/26(火)　『タイでの漢方医療』を開催しました。
 
9月26日火曜日、ブレズ薬局グループ代表の飯田直樹氏をお招きして「タイでの漢方医療」というテーマでご講演いただきました。
飯田氏は２４歳の時バンコクでブレズ薬局を設立し、現在は２４店舗（フランチャイズ含む）に拡大。
お客様やスタッフの「漢方は扱っていないのですか・・」という声に応え漢方薬局を立ち上げて5年目。様々な要望にも
対応できるように漢方医院も併設もされたそうです。

先ず、タイでの漢方治療についての位置づけについて説明をしてくださいました。西洋医学、東洋医学のそれぞれの
アプローチの仕方や治療の速さ、身体にかかる負担などの違いから、東洋医学の役割とそこに位置付けられるタイの
伝統医療としての治療の仕方。タイ伝統医療には大きくは、マッサージ・鍼灸・漢方薬・ハーブという４つの治療法があります。
タイの伝統医療においては人間の身体の働きは４つの元素によって成り立っていると考えられており、それらのバランスが
崩れると体調不良や病気が引き起こされやすいということで、元素診断の項目に基づいて個々人の現在の様子を簡易診断し、
それぞれの元素に出やすい性質やアドバイスがありました。

元素を知ることは自分のことを見つめ直すことに繋がり、現在の状態や体質、性質を把握することによって、おすすめの食味、
食材などの工夫、環境的なもの、精神面で気をつけることなど対処の仕方を知ることが健康的な生活を送るための一助と
なることを自覚する良い機会となりました。

次にクリニックや薬局への相談内容や薬の売れ筋のデータから、それぞれの症状における対処法として漢方薬局での相談の仕方や
処方していただく時の注意とやり方。漢方医院で行われている治療法。症状に応じた漢方薬の特徴と紹介。漢方薬とハーブの違いについて。
特に身近なタイハーブについては会場に持ってきてくださったレモングラス、ウコン、コブミカン、ステビア等々を実際に見て
触って匂い・・と感覚をフルに働かせながらそれぞれの特徴について教えていただくことができました。
最後のタイの大麻事情と注意点については、聞きにくいことやわからないこと、日頃から疑問に思っていることなどについて
知ることができて大変興味深いお話でした。

会場にはタイ伝統医師のMild氏、スタッフの方2名にもお越しいただいて、それぞれの項目ごとに質疑応答の時間を設けて
即座に疑問点を解決しながら講演を進めてくださいました。
事前に参加者の皆様からいただいていた質問は数も多く内容も様々でしたが、事前に飯田氏に質問内容をお伝えできたことで、
漢方医のお答えを準備しておいてくださいました。

美肌ドリンクのプレゼントもありましたので喉を潤しながらリラックスしてお話を伺うことができました。また、講演中の資料で
もっと知りたかった元素診断についての詳細やアバイブーべの商品のデータなどについても、今回の参加者の方にお伝えできる
ように準備してくださる、ということで貴重な情報をいただけるという機会を得ることができました。

婦人部では、引き続き、10月には「Ajinomoto Cooking Classでチャレンジ！タイ料理」、11月には「クリスマスリースのワークショップ」を
企画しております。これからもご要望にそった内容のイベントを準備して、多くの方々のご参加をお待ちしております。　　　　　　　　　　　　　　　　　　
（婦人部　室賀さゆり）