活動報告 / リリース
イベント
  • 【11月イベント】 11/19(火) 『和菓子講座』 を開催しました。
    2024年11月27日(水)
11月19日火曜日、日本人会本館に、巖邑堂5代目社長内田弘守氏と高島屋本部和菓子バイヤー畑 主税氏をお招きして、
サイアム高島屋様ご協力のもと、「和菓子講座」を開催しました。 


初めに、全国47都道府県、1万種以上を食べ歩いてこられた畑氏のお話。 
和菓子の言葉の意味にはじまり、和菓子と向かい合って大事にされてこられた奥行きについてのお話。
地域性、歴史、季節感、歳時記といった和菓子が作られていくまでの背景、さらに職人さんの技術力や表現力、
といった様々な観点から、一言ではとても語り尽くせない、ご紹介くださったそれぞれの和菓子にストーリーがつまっていることがわかりました。


目で見て、美しい、可愛い、美味しそう、面白そう、満腹感得られそう、楽しそうなど様々な理由で選ぶお菓子を、
ただ一心に食べるのも満足なひとときだけれども、それだけではなく、名前を知り、
その名前の由来やその土地の特色、歴史的な背景、季節や自然の特性、職人さんの思いや工夫など、色々な観点からお菓子を紐といていくことで、
なお一層美味しくいただけるような素敵さがあるのも、和菓子の楽しみだな、と感じることができました。


くわえて、ストーリー性があるからこそ、周りの人とお菓子を一緒に食べる楽しみや、
贈る楽しみ、いただける楽しみ、にも繋がるように思いました。
畑氏が食べ歩いてこられたお菓子の量を考えるとほんの一部のご紹介なのだろうと思うと、
さらに全国津々浦々いろんなお菓子のストーリーを知ってみたいと畑氏の書かれた本も覗いてみたくなります。
(別館と、更に本館にも本を寄贈してくださったので、読んでみます。) 


休憩をはさんで、内田氏のパフォーマンス。目の前で、磨き上げられた職人さんの手作りの様子を実際に見られると思うと、心が躍ります。
まずは普段、氏が使用されている道具のご紹介。
昔からお菓子作りに欠かせない道具や職人さんそれぞれがアイデアを凝らして見つけ出してくる物もあるそうです。


その次に材料を教えていただき、いよいよ実演です。
畑氏のお話にあわせて内田氏の高い技術力、さらには表現力というものが目の前でどんどん繰り広げられていきます。
日頃から作っていらっしゃる上生菓子「はさみ菊」を目の前で作ってくださる手捌きの素晴らしさはもちろんのこと、
当日参加された方々の中からお二人につけていただいた名前に合わせて即興で作り出していただいたお菓子がそれぞれ出来上がった時も、
参加者からは歓声があがりました。


お菓子の風合い、色合い、形、質感、様々な角度から、
感性豊かな職人さんの思いの深さで素敵なお菓子が作られてきているのだなと感じた幸せな時間になりました。
写真撮影の後、お土産を持って皆様とてもにこやかにお帰りになられました。
当日は39名の方にご参加いただき、アンケートからも「とっても満足した」というご回答を得られました。 


婦人部では、引き続き、皆様からのご要望にお応えする内容での企画をしております。 
12月19日木曜日に「お正月を華やかにするフラワーアレンジメント」、
さらに2025年1月28日火曜日には「バスツアー たーれっくさんとタイのお寺に行ってみよう!」というイベントそれぞれ、
多くの皆様のお申し込み、ご参加をお待ちしております。  
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